
現場で働く人のための
真のスマートファクトリー
より優れた工場向けのシステムを目指して30年。CIMX株式会社のリーダー中島が語る真のスマートファクトリーとは
反(真)スマートファクトリー宣言
本当のスマートファクトリーについて考える
The Real Smart Factory
日本の工場とシステムの物語。それはCIMXの物語
Marimba M3
製 造 業 案 内 人
CIMX株式会社創業者社長
TAKAHIDE NAKAJIMA

中島高英
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コラム


中島高英

TAKAHIDE NAKAJIMA
CIMX株式会社創業者社長
30年前CIMが流行語になった時代がある。その時踊らされて職人はいらない、夜間無人で動くと宣伝されFMSを高額で投資した工場があった。まるで人はコストだから工場には人はいないほうがいいと言っているように聞こえ怒りを覚えた。
30年ひと昔とはよく言ったものだ。今度は名前をCIMから名前を変えて、インダストリー4.0(IR4.0)とかスマートファクトリーとかデジタルトランスフォーメーションとか手を変え名を変えて亡霊が我々に襲いかかってきている。
30年間亡霊と戦い続けてきたからこそはっきり宣言する。
鉄加工することは人類でもっと長い技能であることは歴史が証明してくれている。技能は人に宿り伝承されていくものである。
人を人件費=コストとしか見ない人々に対して、工場は人の創造の現場であると言いたい。
人を排除や疎外する考え方を持っている人たちに言いたい。
これからのスマートファクトリーは人を「作る人(作業者)」から「創る人(創意工夫)」の現場に変えていくことであると宣言する。
「作る人(作業者)」から「創る人(創意工夫)」
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シムックスでは1986年の誕生以来、それまでブラックボックス状態であった工場の工作機械の見える化を行ってきました。
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今のようなLANやインターネットが普及する遥か以前からです。
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機器固有のデータを機械オンボードの制御装置から取り出し、リバースエンジニアリング的な手法でコンピュータから見えるようにしていました。
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近年では、それらの機械の使用する電力消費データにも注目し、その電力データを解析することにより機械の動作状況を判別し、さらに、工場の省エネ化にも成功してきました。
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そのノウハウが評価され、東京で最も電力を使用している施設である、東京大学の電力の見える化および使用電力の削減にも使用されてきました。 東京工業大学の最先端省エネ技術を満載した省エネビルのモニタリングにもシムックスの技術は使われています。
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現在では多くの機械がネットワーク化される方向にありますが、機械がネットワーク化されても、個別の機械の加工時の状況がわかるだけで、実際に問題となるのは、機械が加工していない時の状況や、その理由だったりします。段どりなのか、停止なのか。etc
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シムックスでは様々な手法を用いて、見える化のできていない様々な状況、場所や、時間帯の見える化を可能にしてきました。
それにより、生産設備や、様々な設備資源のポテンシャルを最大限に引き上げることが可能です。
実際どのようなことが可能か、ここではその一例をお見せしたいと思います。