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これからの工場は 作る人から創る人へ 

より優れた工場向けのシステムを目指して30年。CIMX株式会社のリーダー中島が語る真のスマートファクトリーとは

導入メソッド

本当のスマートファクトリーについて考える

The Real Smart Factory

日本の工場とシステムの物語。それはCIMXの物語

製 造 業 案 内 人

CIMX株式会社創業者 社長

TAKAHIDE NAKAJIMA

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中島高英

プロフィール

​講演日程

コラム

発想の転換~分析から推論へ

従来の発想、思考方法を捨てるところから始めねばならない。従来の方法は虫メガネで細かくカイゼン点を探す手段としてデータをEXCELで整理して積み上げていく演繹的な方法であった。

 これからは仮にデータを収集でき分析できたらどう振舞っているか自分自身の姿をイメージすることから始まる。仮の姿から逆に道順を探っていく帰納法的な発想でいこう。

 分析の時代から仮説を使った推論を広げていく時代に対応して発想を転換することである。*➡コラムへ

コンテンツ一覧

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第1のゴールを立てる

工場の中のデータを集めるとどんなことが見えてくるかイメージしてみよう。

まずは、機械が稼動しているかどうかが見えてくる。次に非稼動の状態が見える。非稼動の理由が分かる。それも人が何も手間を掛けずにデータが自動的に集まり、稼動・非稼動を分けてくれて、非稼動の理由まで見つけてくれるIoTの仕組みがあるとしよう。そしてその情報はリアルタイムにどこにいても携帯端末で見える姿。これを第1番目のゴールの姿としよう。

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稼動状態の見える化

 第1-1のゴールの名前を「稼動状態の見える化」にしよう。この主語は機械である。

図1-1の状態に整理できる。

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図1-1稼働状態

マリンバM3では第1階層から第3階層まで機械の主電源と加工電源に電力計測センサーを取り付けてデータを収集することで分析整理が自動的に出来ている。

非稼動状態の見える化

第1-2のゴールの名前を「非稼動状態の見える化」にしよう。この主語は機械と人になる。機械に取って段取りという加工準備は受け身となる。受け身になることで機械自身からは段取り状態だけを切り出してデータとして外部に出すことが難しい。

人の作業内容は段取りと保守メンテナンスと修理の3つに分けられる。この3つの状態を機械は受け身でボタンを断続的に押されていることで判別ができない。

そこで機械の外からのデータを付けたさねば判別ができないことが分かる。

非稼動状態は図1-2の状態に整理できる。

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図1-2稼働状態

マリンバM3では第1階層から第3階層まで機械の主電源と加工電源に電力計測センサーを取り付けてデータを収集することで分析整理が自動的に出来ている。

非稼動理由の分かる化

第1-3のゴールの名前を「非稼動理由の分かる化」にしよう。この3段階目に要求される技術はマシンとの通信技術である。機械との通信によるアラームデータの取得が可能となる。機械からのアラームデータと1-2の人からの非稼動状態のデータを組み合わせて高度な状態判定と合わせて非稼動理由が分かるようになる。

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図1-3非稼働状態と理由

マリンバM3では異なる通信方法を複数組み合わせて1台で同時にデータを取得できる機能が備わっている。これにより圧倒的なコストパフォーマンスを発揮している。

理由の分かる化は各工場ごとに現場の方法や既存機械、メーカーや型式の違いもあり標準化が難しいためにカスタマイズが必要となる。

つづく

​執筆者

TAKAHIDE NAKAJIMA

中島高英

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CIMX株式会社創業者 社長

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